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世界中の9,000を超える顧客を対象にAIの活用状況を調査…LLMアプリの中で、チャットボットの割合が増加
開発者が好むAI言語はPython…非構造化データの処理量は123％増加
グローバルデータクラウド企業のスノーフレイク（Snowflake）は、大規模言語モデル（Large Language Model、LLM）アプリの中で、チャットボットの割合が昨年5月と比べて46％増加したと発表しました。
スノーフレイクは、9,000を超える顧客を対象に、データとAIの導入パターンとトレンドを調査し、「データ動向2024（Data Trend 2024）レポート」を発行しました。グローバルなエンタープライズ企業が、AI技術とデータをどのようにビジネスに活用しているのかを取り上げたこのレポートでは、テキスト入力方式のLLMアプリの割合は減少し（2023年82％、2024年54％）、対話型のチャットボットが増加しているとの分析結果を示しています。
また、Streamlit開発者コミュニティを対象に行ったアンケート調査では、回答者の約65％が業務でLLMプロジェクトに取り組んでいると回答しました。実際に、エンタープライズ顧客は、生成AIベースのテクノロジーを、業務の生産性、効率性、分析力の向上に多岐にわたって活用しています。
ジェニファー・ベリセント（Jennifer Belissent）スノーフレイク データ戦略責任者は、「対話型アプリは、人々が実際にやり取りするやり方でプログラミングされているため、今では人々と会話するようにLLMと簡単にやり取りできます。」と述べ、「特に、LLMアプリの基礎となるデータのガバナンスとセキュリティが保証されていれば、対話型アプリは企業とユーザーの両方の期待に応え、活用範囲が拡大するでしょう。」と語りました。
9か月で3万3,000以上のLLMアプリケーションを構築
スノーフレイクのStreamlitコミュニティに属する世界中の約2万人以上の開発者は、過去9か月間に33,143以上のLLMアプリを構築しました。彼らが最も好むプログラミング言語はPythonでした。スノーフレイクのアプリ構築プラットフォームであるSnowparkでは、昨年、Pythonの使用量が5.71倍増加しました。これは、Scalaが3.87倍、Javaが1.31倍増加した数値と比べて高い数値です。Pythonは、プロトタイプとテストの速度を向上させることで、全体的な作業速度だけでなく、最先端のAIプロジェクトの初期段階における全体的な学習速度を向上させます。
最近では、LLMアプリを開発する際に、データ管理プラットフォーム上でプログラミングを行う事例も増えています。スノーフレイクプラットフォームで直接アプリを開発できるSnowflakeネイティブアプリ（Snowflake Native App）の活用度は、昨年7月から今年1月までの7か月間で3倍以上に増加しました。単一のデータプラットフォームで開発されたアプリケーションは、外部のベンダーにデータのコピーを送信する必要がないため、アプリの開発と展開が迅速化し、運用および保守コストを削減できます。
企業内におけるデータガバナンスの重要性の高まり
AIの導入に伴い、組織内の非構造化データに対する分析と処理も増加しました。この過程で、これまで活用されていなかった新しいデータソースを発見したり、機密性の高い個人データを保護するためのデータガバナンスが重要になってきました。スノーフレイクのレポートによると、企業が過去1年間で処理した非構造化データの量は1.23倍増加しました。グローバルな市場分析機関であるIDCは、世界のデータの最大90％を、非構造化の動画、画像、文書と推定しています。すでに言語モデルのトレーニングが一般的になっている構造化データとは異なり、非構造化データの処理は、企業のビジネス競争力を高めるための新たな機会となるでしょう。
ジェニファー・ベリセントスノーフレイク データ戦略責任者は、「データガバナンスとは、データを管理することではなく、最終的にデータの価値を活用することです。」と強調し、「スノーフレイクでは、ガバナンスをデータ収集、データセキュリティ、データ活用という3つの軸に分類し、顧客が企業に適したアクセスと使用ポリシーを適用するために、データをタグ付けして分類できるようにしました。」と説明しました。その結果、スノーフレイクの顧客の中でデータガバナンス機能を導入した企業は70％から100％に増加し、ガバナンス内で運用されているクエリの数は142％増加しました。
さらに、ベリセント責任者は、「それぞれのデータは、企業が直面する課題にどのように対応しているかを示しています。これらの個別のデータポイントを全体として見ると、最新のAI技術の機会を活用した組織の統合的な戦略を策定できます。」と述べ、「生成AI時代の重要な戦略は、データを根本的に変えることではなく、その戦略をすぐに実行することです。そのためには、企業が幅広いデータエコシステムに広がるデータソースを開放して共有し、データサイロを解消することが重要です。」と語りました。
「スノーフレイク データ動向2024レポート」の全文はこちらでご確認いただけます。
ウェブサイト：https://www.snowflake.com/?lang=ko
連絡先
スノーフレイク 広報代理店
KPR
キム・スビン
02-3426-2281
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