ネットアップ、2024年クラウド複雑性レポートを発表…世界に展開されるAI革新か死か時代の到来を予測

AIリーダーとAI後発企業の格差に注目し、統合データへのアプローチの価値を説明

クラウドベースのデータ中心型ソフトウェアのグローバル企業であるネットアップ（NetApp®、ナスダック：NTAP）は本日、2回目の年間クラウド複雑性レポート（Cloud Complexity Report）を発表しました。

https://seenthis.kr/newspage/2343⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

このレポートは、大規模にAIを展開するグローバルなテクノロジー意思決定者の経験を分析し、AIリーダーとAI後発企業の間に明らかな対照を示しています。今年のレポートでは、昨年レポートが発行されてからの進捗状況、準備状況、課題、勢いに関するグローバルなインサイトを示し、AIリーダーとAI後発企業の両方から学ぶことができる点、そしてAIで成功するために統合データインフラストラクチャが果たす重要な役割について説明しています。

ネットアップのクラウドストレージ担当ゼネラルマネージャー兼シニアバイスプレジデントであるプラブジット・ティワナ（Pravjit Tiwana）氏は、「AIは、その燃料となるデータが優れている場合にのみ優れています」と述べ、「AIリーダーとAI後発企業の両方に見られるのは、一般的なハイブリッドIT環境では、データの統合度と信頼性が高いほど、AIイニシアチブが成功する可能性が高くなるということです」と説明しました。

AIリーダーとAI後発企業の間に存在する大きな格差

このレポートによると、AIリーダーとAI後発企業の間には、次のいくつかの分野で明確な格差が存在します。

・地域：AIをリードする国（インド、シンガポール、英国、米国）の60％がAIプロジェクトを稼働または試験運用しているのに対し、AI後発国（スペイン、オーストラリア/ニュージーランド、ドイツ、日本）は36％と大きな対照を呈しています。
・業界：テクノロジー分野は、AIプロジェクトの稼働または試験運用の割合が70％でトップであり、銀行および金融サービスと製造業はそれぞれ55％と50％でそれに続きます。しかし、ヘルスケア（38％）とメディアおよびエンターテイメント（25％）は、やや遅れています。
・企業規模：従業員250名以上の規模の大きい企業の場合、62％がプロジェクトを実行中または試験運用中であると回答した一方、従業員250名未満の規模の小さい企業は36％と、AIプロジェクトを進めている可能性が高くなっています。

AIリーダーとAI後発企業は、AIへのアプローチにも違いを示しました。

・世界的にAIをリードする国の企業では、67％がハイブリッドIT環境を保有していると回答しており、インド（70％）がトップで、日本（24％）がそれに続きます。
・また、AIリーダーは、生産速度の50％増加、日常的な活動の自動化の46％増加、顧客体験の45％改善など、AIによるメリットを報告する可能性も高くなっています。

ネットアップの最高マーケティング責任者であるガビー・ボコ（Gabie Boko）氏は、「AIの台頭により、革新か死かの新しい時代が到来しています」と述べ、「幅広い構造化データと非構造化データセットをインテリジェントなデータインフラストラクチャに接続および統合する、データの準備が整っている企業が、AI時代に成功するための最適なポジションにいるのです」と述べています。

AI後発企業は、競争力を維持するための迅速なイノベーションが不可欠

これらの格差にもかかわらず、AI後発企業の間では、AIのためのIT環境の準備に目覚ましい進歩が見られますが、キャッチアップできる機会は急速に失われつつあります。

・ドイツ（67％）、スペイン（59％）など、AI後発国の多くの企業（42％）が、AIに合わせてIT環境を最適化しました。
・一部のAI後発国の企業は、すでに統合データインフラストラクチャを構築しており、次のようなメリットを享受していると報告しています。

• データ共有の簡素化：スペイン（45％）、オーストラリア/ニュージーランド（43％）、ドイツ（44％）
• 可視性の向上：スペイン（54％）およびドイツ（46％）

最も大きな問題として台頭してきたITコストとデータセキュリティが、AIの発展を阻害するわけではない

ITコストの上昇とデータセキュリティの確保は、AI時代の最大の課題ですが、AIの発展を阻むことはありません。代わりに、AIリーダーは規模を縮小したり、他のIT運用を削減したり、AIイニシアチブの資金調達のためにビジネスの他の部分で費用を再配分したりすることになります。

・また、AIリーダーは、2024年にクラウド運用（CloudOps）、データセキュリティ、およびAIへの投資も増加させる予定であり、大企業の40％は、AIプロジェクトによってすでにITコストが増加していると回答しています。
・前年比で「サイバーセキュリティリスクの増加」は45％から61％に16％上昇し、最大の懸念事項となっている一方、他のすべての懸念事項は減少しています。
・世界中の企業の31％が、AIプロジェクトの費用を管理するために、他のビジネス分野から資金を再配分しており、インド（48％）、英国（40％）、米国（35％）がこの傾向を牽引しています。

2024年にクラウド投資を牽引するセキュリティ、AI、クラウド運用

AIリーダーかAI後発企業かにかかわらず、グローバル企業は投資を増やし、クラウドに依存して目標達成を支援しています。

・企業は、2024年から2030年にかけて、AIベースのクラウド展開を19％増加させると予想していると回答しました。
・AIリーダーの85％は、来年クラウド運用の自動化を強化する計画です。
・データセキュリティへの投資拡大は、世界的な優先事項であり、2023年の33％から2024年の58％に25％増加すると予想されています。

方法論

2024年3月、ネットアップはサバンタ（Savanta）と提携し、10市場（米国、EMEA（英国、フランス、ドイツ、スペイン）、APAC（オーストラリア、ニュージーランド、インド、シンガポール、日本））の企業で、1300名以上のテクノロジーおよびデータ幹部を対象に量的調査を実施しました。

詳細情報を入手し、完全なレポートとインフォグラフィックにアクセスするには、https://www.netapp.com/netapp-intelligence/cloud-complexity-report/にアクセスしてください。

4月23日午前11時（米国東部標準時）に、ネットアップとNAND Researchのスティーブ・マクドウェル（Steve McDowell）が主催するLinkedInライブイベントに、下記のリンクから参加できます。
https://www.linkedin.com/events/netapp2024cloudcomplexityreport7186755671692873730/theater/

追加リソース

2024年クラウド複雑性レポート：AI格差
クラウド複雑性レポートインフォグラフィック

ネットアップについて

ネットアップは、インテリジェントなデータインフラストラクチャ企業として、統一されたデータストレージ、統合されたデータサービス、およびクラウド運用ソリューションを組み合わせることで、あらゆる顧客にとって、破壊の時代をチャンスに変えます。ネットアップは、サイロのないインフラストラクチャを構築し、可視性とAIを活用して、業界最高のデータ管理を支援します。世界中の多くのクラウドにネイティブに組み込まれた唯一のエンタープライズクラスのストレージサービスであるネットアップのデータストレージは、シームレスな柔軟性を提供します。また、データサービスは、優れたサイバーレジリエンス、ガバナンス、アプリケーションの俊敏性を通じて、データ優位性を生み出します。クラウド運用ソリューションは、可視性とAIを通じて、パフォーマンスと効率性を継続的に最適化します。データの種類、ワークロード、または環境に関係なく、ネットアップを使用すると、データインフラストラクチャを革新して、ビジネスの可能性を実現できます。ウェブサイト（www.netapp.com）またはX、LinkedIn、Facebook、およびInstagramで詳細情報を確認できます。

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