AIリーダーとAI後発企業の格差に注目し、統合データへのアプローチの価値を説明

クラウドベースのデータ中心ソフトウェアの世界的企業であるネットアップ（NetApp®、ナスダック：NTAP）は本日、 第2回年次クラウド複雑性レポート（Cloud Complexity Report）を発表しました。

https://seenthis.kr/newspage/2343⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

本レポートは、AIを大規模に展開している世界中の技術意思決定者の経験を分析し、AIリーダーとAI後発企業の 鮮明な対照を示しています。今年のレポートでは、昨年レポートが公開されて以降の進捗状況、準備状況、課題、モメンタムに関する グローバルなインサイトを提供し、AIリーダーとAI後発企業の両方から学べる点、そしてAIで成功を収めるために 統合データインフラストラクチャが果たす重要な役割について説明しています。

ネットアップのクラウドストレージ部門のゼネラルマネージャー兼シニアバイスプレジデントであるプラブジット・ティワナ（Pravjit Tiwana）氏は、「AIは、燃料となるデータが優れていればこそ優れているのだ」と述べています。「AIリーダーと AI後発企業の両方に見られるのは、一般的なハイブリッドIT環境では、データの統合性と信頼性が高いほど、AIイニシアチブが成功する可能性が高まる ということです。」

AIリーダーとAI後発企業の間にある大きな格差

本レポートによると、AIリーダーとAI後発企業の間には、以下の多くの領域で明確な格差が存在します。

・地域：AIをリードしている国（インド、シンガポール、英国、米国）の60％がAIプロジェクトを稼働またはパイロット運用中である のに対し、AI後発国（スペイン、オーストラリア/ニュージーランド、ドイツ、日本）では36％にとどまり、鮮明な対照を 見せています。
・業界：テクノロジー分野は、AIプロジェクトの稼働またはパイロット運用の割合が70％でトップを走り、銀行および金融サービスと製造業は それぞれ55％と50％でそれに続いています。しかし、ヘルスケア（38％）とメディアおよびエンターテイメント（25％）は、やや遅れをとっています。
・企業規模：従業員数250人以上の企業の場合、62％がプロジェクトを実行中またはパイロット運用中であると回答した一方、 従業員数250人未満の中小企業では36％と、AIプロジェクトを進めている可能性が高くなりました。

AIリーダーとAI後発企業の両方で、AIに対するアプローチの違いが見られました。

・世界的にAIをリードする国の企業では、67％がハイブリッドIT環境を保有していると回答しており、インド（70％）を 筆頭に、日本（24％）がそれに続いています。
・また、AIリーダーは、生産速度が50％向上、日常的な活動の自動化が46％向上、顧客エクスペリエンスが45％向上など、AIによる メリットを享受する可能性も高くなっています。

ネットアップの最高マーケティング責任者（CMO）であるガビ・ボコ（Gabie Boko）氏は、「AIの台頭により、イノベーションか死かという 新しい時代が到来した」と述べています。「広範な構造化データセットと非構造化データセットを、インテリジェントなデータインフラストラクチャに 接続して統合するデータの準備が整っている企業は、AI時代に成功するための最適なポジションに立っています。」

AI後発企業は、競争力を維持するための迅速なイノベーションが不可欠

このような格差にもかかわらず、AI後発企業の間では、AI向けのIT環境の準備に目覚ましい進歩が見られますが、キャッチアップする 機会は急速に失われつつあります。

・ドイツ（67％）、スペイン（59％）など、AI後発国の多くの企業（42％）が、AIに合わせてIT環境を最適化しました。
・一部のAI後発国の企業は、すでに統合データインフラストラクチャを構築しており、以下のメリットを享受していると報告しています。

• データ共有の簡素化：スペイン（45％）、オーストラリア/ニュージーランド（43％）、ドイツ（44％）
• 可視性の向上：スペイン（54％）およびドイツ（46％）

最大の課題として浮上したITコストとデータセキュリティが、AIの発展を阻害することはない

ITコストの上昇とデータセキュリティの確保は、AI時代の最大の課題ですが、AIの発展を阻むものではありません。代わりに、AIリーダーは、 規模を縮小したり、他のIT運用を削減したり、AIイニシアチブの資金調達のためにビジネスの他の部分から費用を再割り当てしたりすることになるでしょう。

・また、AIリーダーは、2024年にクラウド運用（CloudOps）、データセキュリティ、AIへの投資を増やす予定であり、 大企業の40％は、AIプロジェクトによってすでにITコストが増加したと回答しています。
・前年比で「サイバーセキュリティのリスク増加」は45％から61％に16％も増加し、最大の懸念事項となっている一方で、 他のすべての懸念事項は減少しました。
・世界中の企業の31％が、AIプロジェクトのコストを管理するために、他のビジネス分野から資金を再割り当てしており、インド（48％）、 英国（40％）、米国（35％）がこうした傾向を牽引しています。

2024年のクラウド投資を牽引するセキュリティ、AI、クラウド運用

AIリーダーかAI後発企業かに関係なく、世界の企業は投資を増やし、クラウドに依存して目標達成を支援しています。

・企業は、2024年から2030年までに、AIベースのクラウド展開を19％増やすと回答しています。
・AIリーダーの85％は、来年、クラウド運用の自動化を強化する計画です。
・データセキュリティへの投資拡大は、世界的な優先事項であり、2023年の33％から2024年には58％に25％増加すると予想されます。

方法論

2024年3月、ネットアップはサバンタ（Savanta）と提携し、10つの市場（米国、EMEA（英国、フランス、ドイツ、スペイン）、 APAC（オーストラリア、ニュージーランド、インド、シンガポール、日本））の企業で、1300人以上のテクノロジーおよびデータ担当役員を対象に、 量的調査を実施しました。

詳細を知り、レポート全体とインフォグラフィックにアクセスするには、 https://www.netapp.com/netapp-intelligence/cloud-complexity-report/ をご覧ください。

4月23日午前11時（米国東部時間）に、ネットアップとNANDリサーチのスティーブ・マクドウェル（Steve McDowell）がホストするLinkedInライブイベントにご参加いただけます。
https://www.linkedin.com/events/netapp2024cloudcomplexityreport7186755671692873730/theater/

追加リソース

2024年クラウド複雑性レポート：AIの格差
クラウド複雑性レポートインフォグラフィック

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ネットアップは、インテリジェントなデータインフラストラクチャ企業として、統一されたデータストレージ、統合されたデータサービス、 およびクラウド運用ソリューションを組み合わせることで、あらゆる顧客のために、破壊的な世界を機会に変えています。ネットアップは、 サイロのないインフラストラクチャを構築し、観測可能性とAIを活用して、業界最高のデータ管理を支援します。 世界中の主要なクラウドにネイティブに統合された唯一のエンタープライズレベルのストレージサービスであるネットアップのデータストレージは、 シームレスな柔軟性を提供します。また、データサービスは、優れたサイバー復旧能力、ガバナンス、アプリケーションの俊敏性により、 データの優位性を生み出します。クラウド運用ソリューションは、観測可能性とAIにより、パフォーマンスと効率を継続的に最適化します。 データタイプ、ワークロード、環境にかかわらず、ネットアップを使用すれば、データインフラストラクチャを革新し、ビジネスの可能性を実現できます。 ウェブサイト（www.netapp.com）またはX、LinkedIn、Facebook、Instagramで詳細をご覧ください。

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