未来学の大家であるイ・グァンヒョン学長が執筆した「未来の起源」著者講演会およびブックトーク

国内ベンチャー1世代を育てたイ学長と、起業エコシステムを率いるKAIST起業同窓生による、未来を見据える洞察力と起業への示唆を議論

学校と同窓生との緊密な連携による起業活性化に向けて共同で努力することに合意

KAIST同窓生で構成された起業エコシステムの集まりであるKOC（KAIST One Club、会長 クォン・ジェジュン）は、 イ・グァンヒョンKAIST学長を招いて、「未来の起源」著者講演会およびブックトークを5月16日、ソウル駅三洞江南就業創業ハブセンターで開催した。

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今回の講演会は、KAISTで国内ベンチャー起業家1世代を多数輩出した「ベンチャー起業の大家」であり、 国内未来学の先駆者であるイ・グァンヒョン学長が今年出版した著書「未来の起源」の内容を基に、宇宙と人間の歴史を通して未来を展望する場として、 同窓起業家たちが巨視的な視点による事業機会の獲得と顧客価値向上への洞察力を高めることを目的として企画された。

イ・グァンヒョン学長は、70名以上のKAIST起業同窓生が出席した講演会で、「歴史は環境（道具）と人間（思想）の相互作用によって展開され、 このような歴史展開の本質的な原理を理解すれば、来るべき未来も相当程度予測することができる」と強調し、「人類はこれからも 環境の変化に伴う思想と制度の適応を通して未来社会を築いていくだろう」と述べた。さらに、「起業は未来社会に必要な道具と思想を 結びつけ、発展させていくための重要な手段の一つであり、KAISTと起業同窓生とのさらなる緊密な協力を通して起業エコシステムを発展させ、 未来を創造していきましょう」と訴えた。

一方、イ・グァンヒョン学長は1990年代、KAISTコンピュータサイエンス学科教授時代に、 キム・ジョンジュ（ネクソン）、キム・ヨンダル（アイディス）、シン・スンウ（ネオウィズ）、キム・ジュンファン（オラワークス）など、 国内ベンチャー1世代企業家を育成した。2021年の学長就任後は、「1研究室1起業」という実践戦略のもと、 起業を希望する教授、学生、研究員の技術ベースの起業事業化のための校内制度改善、投資誘致、能力強化などを推進してきた。

また、KAISTでは今年から卒業生起業チームを支援する制度を新たに導入した。 これを遂行するため、KAIST青年創業投資持株会社による投資誘致支援、KAIST総同窓会および同窓起業エコシステムであるKOCなどとの連携を通して、 在学生・教員・同窓生間の相乗効果創出を積極的に推進している。

KOCのクォン・ジェジュン会長は、「イ・グァンヒョン学長の起業同窓生対象講演会を契機に、学校と同窓生とのさらなる緊密な連携を通して、 在学生および教員、同窓生起業チームの成功を支援し、韓国の起業エコシステムの成長に貢献するKOCを築いていきたい」と述べた。

KOCパートナー紹介

KOC（KAIST One Club）は、KAIST起業同窓生が2019年11月7日に設立した起業エコシステムの集まりである。 KAIST在学生および同窓生、教員を中心に構成されており、起業家とVCおよびAC、大企業CVCなどの投資家、弁護士および会計士などの分野別専門家、 起業支援機関従事者など、1260名余りが活発に交流している。主な活動としては、同窓会員企業向けのIR以外にも、 KAIST同窓生でなくても参加できるオープンな組織である産業分野別の16個の分科（ペット事業、技術不動産、バイオヘルスケア、AI、 エデュテック、文化芸術、持続可能な緑色、ブロックチェーン、エバーグリーンシニア、金融、モビリティ、素材・部品・装備、ICT、児童青少年、コンテンツ、 CEOフォーラム）を運営し、起業エコシステム内の自発的な協業とネットワークによる相乗効果を生み出している。KAISTとは、「KAIST起業アワード」などの 起業プログラムの共同主催、在学生有望起業企業向けの投資誘致協力、メンタリングなどを通して緊密に連携しており、 対外的には、大企業および中堅企業とのオープンイノベーションを通して、KAIST同窓生企業をはじめとする有望な技術系起業の成長を支援している。 KOCは、起業エコシステム活動をより体系的に推進するため、今年第4四半期中に社団法人化していく計画である。

連絡先
KOC（KAIST One Club）
ハ・ジンボン副会長
02-575-0501